2014年02月28日
1:1:2
春は南から風に乗って新しい季節を運んできます。
PM2.5も黄砂もスギ花粉も。
そして風の季節、火の元にも気を付けなければいけません。
火事と言えば日本では119番が消防署の電話番号ですが
ドイツでは、112番です。
「アインツ、アインツ、ツバイ」と発音しますが
この最初の画像のお菓子、「シュトロイゼルクーヘン」を作るとき
にも私は「アインツ、アインツ、ツバイ」と言われていました。
このトッピングされているコロコロとしたそぼろ状のクッキーを
シュトロイゼルと言いますが、この基本配合が「1:1:2」
バターが1に対し砂糖が1、そして小麦粉が2の割合で作ります。
お店によっては、洋酒を含ませたり、アーモンドの粉を配合したり
小麦粉や砂糖の割合がそれぞれのオリジナルがありますが
「アインツ、アインツ、ツバイ」と言われればこの作業だと言うのが
言葉があやふやな私にもよくわかりました。
そしてこの作業、毎日驚くほどの量を作っていました。
サクランボの季節にはサクランボの洋酒漬けを、
プラムの季節にはプラムを、
リンゴが出回ればリンゴをトッピングして
その上にシュトロイゼルをトッピングして焼きます。
ドイツでは大きな天板で焼き上げて10cmx15cm位にカットして
売ります。
あれだけの量が毎日さばけてしまうのですから
そして、どこのパン屋さんお菓子屋さんでも山積みにして売られているのを
見るのですが、本当に国民的おかしなんだと実感しました。
最後に、ドイツの消火栓をご覧ください。
日本のものとはずいぶん違いますね。
ドイツでも日本の地方のように、
地域の人々による消防団が活躍をしているようです。
